2014年 新年になって思う事
新年を迎えてから早いもので、もう1月の中旬となりました。
遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
そして、今日は「成人の日」と言う事で新成人になられた皆様もおめでとうございます。
20歳になり色々とやりたい事もあると思いますが、その責任も負う事となりますので慎重な行動を志し色々とチャレンジしてください。
新しい年を迎えて色々と考える事はありますが、やはり気になるのは日本政府のエネルギー政策でしょうか。
電気、電子や電力関係の仕事に携わってきたため今後の成り行きが気になります。
原子力発電所が殆ど停止し古い火力発電所などがフル稼働の状態で新規設置されたカスタービン発電機からも多くの二酸化炭素が放出されています。
CO2の排出量は前年より低下しているとの報道ですが、それはCO2の排出権を仲介業者から購入し見かけ上の数字を減らしているだけです。
原子力発電はCO2は排出しませんが、高レベルの放射線を出す核廃棄物が出てきますし海外にあるような最終処分場も無く強固な岩盤を持つ長期保管に耐えられるような場所も見つかってない状態です。
福島第一原子力発電所の事故では多くの方が故郷を追われて帰れないような場所もまだあります。
そんな日本に原子力発電所は必要でしょうか?
テレビでは前首相の小泉さんが原子力発電所の即時廃止を訴えてる状況が報道されていました。
事故発生当時は「原子力発電所の即時廃止」は無理だろうと考えていましたが、政府の政策で太陽光発電所や風力発電所が各地に設置され国民もエコ対策を考えている現状から考えると小泉さんの訴えている事も十分可能かと思います。
水資源の多い所では田代のような水力発電が利用できますし生ごみや家畜の糞尿などを利用したバイオマス発電、海では波の力を利用した波力発電、火山の近くでは地熱を利用した地熱発電、工場排水や温泉地のぬるま湯を利用した温度差発電など自然エネルギーを利用した発電方法は多数あります。
最近話題になつている「燃料電池」も自然にやさしい発電方法で水素と酸素からエネルギー得て排出する物は水蒸気だけですので地球環境を汚す心配はありません。
最近では都市ガスで動作する小型の家庭用燃料電池も販売されているようです。
自動車に搭載されれば、排出ガスに心配する事も無くなります。
このような再生可能エネルギーの有効利用が政府指導で開始されれば核廃棄物の処分場問題で悩む必要もなくなり後世に安心して暮らせる社会を残す事が出来ます。
自然エネルギーの有効利用が推進されれば日本各地で新しい事業が生まれ雇用も進む事でしょう。
技術立国の日本ですから他国をリードし「自然エネルギー利用先進国」となるのも夢ではないでしょう。
燃料電池も個人でも導入できるような価格になり水素や酸素の供給インフラが整備されれば石油や天然ガスを利用した化石燃料社会から卒業出来るかも知れません。
地球温暖化でCO2の排出量を減らさなければいけないと知っていても現在でも化石燃料に頼りCO2を大量に排出し続けている状況です。
地球環境を汚さないクリーンなエネルギー環境が実現され安心して暮らせる社会になるといいですね。
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